八戸市立市民病院(八戸市田向)ヘリポートで5月8日、救難緊急自動車の寄付受納式が行われた。
救難緊急自動車は地域の救急医療の発展、広域的な救急医療向上のために自動車販売会社「トヨタカローラ八戸」が寄付した。車種はトヨタVELLFIRE(ヴェルファイア DAA-AYH30W)。定員7人、低燃費で大きな電力供給(最大1500ワット)が可能なハイブリッド車。
寄付車両は大規模災害発生時に医療スタッフを災害現場派遣に活用するほか、ドクターカーとして広域圏の救急医療活動に活用する。同病院ではドクターカーを3台持ち、昨年は1500件以上の出動があり、地域の救急医療を支えている。
トヨタカローラ八戸の塚原安雅社長は「電力供給可能なハイブリッド車を広域的な地域の救急医療の発展・向上に役立ててもらえれば」、同病院救命救急センターの野田頭達也所長は「昨年の台風10号で水害に遭った岩手県岩泉町に行ったが、病院の古い車両で不便な面もあった。今後、この車両は救急だけではなく、災害時の救難緊急自動車として、災害医療の一助として多いに活用できる」とそれぞれ話す。