八戸のフィットネスクラブ「ウイング」(八戸市江陽2)と障がい者支援団体「スペシャルオリンピックス日本・青森(SON青森)」(青森市浪打)は5月25日、同クラブプールの利用規約締結式を行った。
契約は、障がいを抱える人の中でさまざまな事情によりスポーツを続けることが難しい人に、水泳に取り組む事を支える地域貢献の一環として、同クラブがプール施設の一部を毎週日曜日の15時30分~16時30分に無償提供するという内容。
従来は有料のプールで練習したり、交通の便が悪かったりと思うように練習ができない場合も多く、今回の契約によりスポーツに取り組む機会が増えることが期待される。
SON青森・八戸ブランチの馬渕豊美会長は「この度の決断はとてもうれしい。水泳を習っている子どもたちも大変喜んでいる。私たちの活動は企業から協力無しにはできない、今回は1コース5人だが、次は2コース10人というように少しずつでも増えていけば」と期待を寄せる。
ウイング常務の塚原孝一さんは「本業を通して社会に貢献できる良い機会と思った。今回の取り組みから当プールで練習した選手がスペシャルリーダーオリンピックに出場するという夢も持てる」と期待を込める。