八戸の白浜海岸(八戸市鮫町)で6月28日、八戸学院大学短期大学部(美保野)幼児保育学科の「砂浜彫刻制作実習」が行われた。
同実習は、同学科全体で協力してモノを創る機会や外に出て自然の中で何かを創る機会のきっかけとして2006年から行われ、今年で12回目。自然を使ってなにかのモノを作ることは将来、園児と砂場で遊ぶときのためにもいい経験になるという。
今年の彫刻のテーマは「祝」。今年は学校法人光星学院創立60周年記念、八戸市市政88周年記念であることや園児の誕生日や卒園式など「お祝いのプロフェッショナルになってほしい」という思いが込められている。
実習では、同学科生200人が14のゼミに分かれ、「水引」「バースデーケーキ」「ウエディングドレス」など、それぞれの感性で「祝」を表現した砂の造形物を製作した。
同短期大学部講師の佐貫巧さんは「学生たちは熱い日差しにも負けず一生懸命製作し、普段の授業では見られない一面を見せてくれる。彫刻に熱中し輝いている学生を見ると、こういう機会を作って良かったと毎年思う。将来は子どもたちを祝うプロの保育士になってほしい」と期待を込める。