「八戸ブックセンター」開設から半年 本と出合うイベント活発に

アカデミックトークの様子

アカデミックトークの様子

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 八戸市中心街の「八戸ブックセンター」(八戸市六日町、TEL 0178-20-8368)が現在、読書会や企画展示など八戸に本好きを増やし八戸を「本のまち」にするための取り組みを進めている。

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 同施設は、八戸市が運営する本の閲覧スペースの提供と販売、執筆スペース、本に関するイベントなどを行う全国的にも珍しい公共施設で昨年12月にオープン。

 オープンから約半年が経過したが、自主企画の読書会やギャラリー展、市民による勉強会など活発に読書関連イベントが開かれている。

 7月1日にはアカデミックトーク「本で八戸サ繋(つな)がる」と題して、八戸工業大学基礎教育研究センターで国語科を担当する講師の岩崎真梨子さんが講演。岩崎さんはお薦め本を紹介し合う「ビブリオバトルin八戸」の初代チャンピオンという経歴を持ち、本を通じて八戸とつながった経緯を紹介した。

 8日には「なにはなくとも話題の本」と題して「本のまち読書会」を開催。話題書をテーマに開催する読書会の1回目で、恩田陸さんの「蜂蜜と遠雷」(幻冬舎)を課題図書に開催する。15日には「知の棚へのチチェローネ」と題した「本のまち読書会」を開催。大型絵本の「せいめいのれきし」(岩波書店)をテーマに読書会を行う。いずれも14時~16時。入場無料(ワンドリンク制)。

 俳優の東出昌大さんが青森・山形・新潟・群馬の大自然や人々との交流の様子をつづった写真集「西から雪はやって来る」(宝島社)のギャラリー企画展示も23日まで開催中。入場無料。

17日には同写真集の撮影を担当した田附勝さんと企画・デザインを担った町口覚さんのトークショーも予定する。16時~17時。入場無料。

 同施設の熊澤直子さんは「ギャラリー展『雪は西からやって来る』は撮影地では初の開催。読書会や企画展など本と出合うきっかけをつくるためのイベントをいろいろやっているので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は11時~20時。火曜休館(祝日の場合はその翌日)。

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