八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で10月6日、インターネットを活用した新しい働き方について語り合うトークイベント「はたらくエキスポ」が開かれる。
クラウドサービスや動画配信サービスなどのIT技術を活用し、首都圏と地方の垣根を越えた新しい働き方について当事者が事例などを発表する同イベント。八戸市出身の「ヤット」代表の横山和彦さん、「GMOペパポ」シニアデザイナーの寺戸陽洋さん、「NOMAL」代表の松本祥太郎さんらが中心となり企画。「八戸えんぶり」や「八戸三社大祭」などの祭文化、朝市文化、海と山に囲まれた豊かな食文化などに恵まれた青森県八戸市と首都圏をITの力でつなぎ、「はたらきかた」そのものの見つめ直しも狙う。
イベントでは、インターネット上で作業を共有するクラウドサービスの登場によって、一カ所に集まって作業するという従来の方法から世界中のどこにいても同じ作業ができるという、働き方そのもの変化について当事者が語らう。
八戸市内と首都圏のクリエーターや企業が、事例や取り組みを発表。「八戸製氷冷蔵」の担当者らによる「みしまサイダー」のブランド化、「渋谷クリップクリエイト」の動画を活用したマーケティング事業、八戸市を中心にリポーターや歌手・デザイナーとして活躍する「瀬知素子(せちもとこ)」さんによる活動事例など、さまざまなジャンルの起業家やクリエーターがそれぞれの「はたらきかた」について語る。主催者と発表者らによる座談会も行われる。
出演者の瀬知素子さんは「八戸出身で首都圏で活躍するクリエーターたちがこのイベントを企画した。実践に即したイベントとなると思う。私自身は地方のマルチクリエーターという位置付けで首都圏から地方に帰ってきて感じている、地方ならではの働き方やインターネットを使った活動方法について発表する予定」と話す。
13時~18時30分(途中入退室可能)。入場無料。定員100人。事前申込みはフェイスブック、メール、FAXで。