八戸市中心街に1999年に開所した「まちの駅はちのへ」(八戸市三日町)が9月18日に閉所し、18年間の歴史に幕を閉じた。
同所は、「中心商店街の休憩スペース」「総合インフォメーション機能」などの拠点施設として八戸商工会議所が開設。開設以来の延べ来場者数は103万人を超える。
中心市街地には2011年に八戸ポータルミュージアム「はっち」、2016年には六日町地区複合ビル「ガーデンテラス」がオープン。2018年には「(仮称)三日町にぎわい拠点『マチニワ』」がオープンを予定する。
近隣に同種の施設が増えたことなどから開設当初の目的を達成したと判断し、運営終了を決めたという。
同所の運営に7年間携わった藤村幸子さんは「まちの駅に来てくださる方々との一日一日の出会いが、今につながっている。出会いに感謝している。『にぎわい作りの拠点』としてのまちの駅はなくなるが、移転する『てっこ舎』で、にぎわい作りの活動は続けたい。運営終了は寂しいが、別の形で今までの出会いを生かしていきたい」と話す。