八戸の中心街・六日町商店街(八戸市六日町)で10月8日、「さかな町 夜の歩行者天国」が開かれた。
同商店街は約180メートルの長さの通りに飲食店などが立ち並ぶ地域。八戸藩制時代には食を中心とした店が軒を連ね「肴町(さかなまち)」とも呼ばれた
同歩行者天国は今年で3回目。16時15分~19時15分の3時間、車両通行止めとなった商店街に大勢の人が集まった。会場には八戸三社大祭の山車の展示やおはやしの実演、バンド演奏などの路上ライブ、六日町組合店による路上飲食店、国際交流屋台としてロシアやメキシコ料理の屋台も出店。JA女性会による野菜などの食品トラック市なども行われ、来場者は秋の夕暮れ時を思い思いに楽しんだ。
同イベントを主催する八戸市六日町商店街振興組合の松井正文理事長は「最初は昼の開催だった。2回目から横丁月間、横丁オンリ-ユーシアターに合わせて、夜の開催にした。今年はオンリーユーシアターの翌日になったが、天気も良くにぎわった。町内で三社大祭に山車を出しているで、その山車を持ってきて太鼓の体験ができるのも魅力」と話す。
会場を訪れていた20代の女性は「夜の歩行者天国に来るのは今回が初めて。今日は寒くなく気持ちがいい。昼の歩行者天国も良いが夜もいい。お酒も食べ物もおいしいので最高」、50代の男性は「こういう開放感にあふれる場所で、リンゴ箱に座って、気の置けない友人とビールを飲み、季節の魚を食べる。これが最高のぜいたく。お酒が進む」とそれぞれ感想を話す。