八戸市公会堂(八戸市内丸)で11月8日、学校法人光星学院「創立60周年記念ミュージカル『北の大地に60年』」の公演が行われた。
ミュージカルは同法人の歴史を振り返り未来の力を養うための記念事業として企画。2年前に準備を始め、当日は総勢660人を超える法人内各学校の園児、生徒、学生らがステージに上がった。
ミュージカルでは、創設者の経済人・中村由太郎が学校という異分野に乗り出した経緯や父の右腕として数々の改革を推し進めた中村キヤにスポットを当てたストーリー、全国的にも知られる八戸学院光星高校のレスリング部、硬式野球部なども演じられた。チアガール、八戸小唄、八戸三社大祭のにぎやかなおはやしも60周年に花を添えた。
中村キヤ役を演じた、八戸学院大学短期大学部の横濱菜々子さんは「歌うのは緊張したし、中村キヤ先生の役を与えられたときはプレッシャーを感じた。キヤ先生の威厳を感じさせるよう、堂々と演じ切れたと思う」、ミュージカルの進行役の八戸学院大学演劇部の高坂大成さんは「演劇風の進行なので長いセリフが多く、かんでしまわないよう意識して頑張った。たくさんの方々に来場いただき、うれしい」と、それぞれ話す。
ダンスを披露した聖アンナ幼稚園の市川京歌ちゃんも「とても楽しかった。ママに見てもらえてうれしかった」と笑顔で話していた。