韓国・平昌(ピョンチャン)で開催される冬季オリンピックに出場する女子アイスホッケー日本代表の中村亜実選手が9日、八戸市の小林眞市長を表敬訪問し意気込みを話すとともに、八戸市から「八戸市スポーツ大使」に任命された。
中村選手は八戸市生まれ。八戸市立豊崎小学校2年生のときにアイスホッケーをはじめ、「八戸ホワイトベア」「八戸レッズ」でプレー。下長中学校3年時に東京へ転校し、以降「コクドレディース」「SEIBUプリンセスラビッツ」で活躍。平昌オリンピックは前回2014年のソチ大会に続いて2大会連続の出場となる。
「八戸市スポーツ大使」は、八戸市がスポーツの分野で活躍の実績がある市ゆかりのトップアスリート、八戸市を拠点とするスポーツチームに地元に魅力を広くPRしてもらうことを目的に本年度創設。これまで「東北フリーブレイズ」「ヴァンラーレ八戸」「青森ワッツ」の3チーム、個人では女子レスリングでオリンピック4連覇の伊調馨選手、2012年ロンドンオリンピック金メダルの小原日登美さんの2個人が委嘱を受けている。
中村選手は「平昌は、やっと前回のソチ大会のリベンジができるという思い。必ずメダルを持って帰ってくるという気持ちで戦って、結果で恩返ししたいと思う。スポーツ大使は、とても光栄なこと。私は小さい頃からアイスホッケーをやってきたので、アイスホッケーを多くの人に知っていただき、八戸のことも自然がたくさんあることなどを広めて、市のために貢献していきたい」と話す。
中村選手は今後、苫小牧での代表合宿や東京での壮行試合の後、2月10日に行われる初戦のスウェーデン戦に臨む。