八戸市公民館ホール(八戸市内丸)で10月8日、柔術とMMA(Mixed Martial Arts、総合格闘技)などのワンマッチ大会「GUTS SHOW DOO GOOD!」が開催された。
大会タイトルは地元の国宝「合掌土偶」にもかけ、埋もれている才能を眠りから引き出す意味合いも込められている。
試合は全17試合。キックボクシング、組技が中心のグラップリング、ブラジリアン柔術、MMAなど6ジャンルが行われ、女子の試合も2試合が組まれた。
この日、会場に集まった観客は約300人。試合前から、ライトアップされたオクタゴンとよばれる金網に囲まれたリングや、アフリカンダンス、イメージビデオなどの演出に試合前から観客のムードは最高潮に。
関節の取り合いなど高度な技術のやり取りに、声援を送る熱心なファンが目立つ一方、こわごわと顔を手で覆いながら見る子どもの姿も。小柄な女性の格闘家が対戦相手に見事な背負い投げを決めると、ひときわ大きな歓声が上がっていた。
大会の実行委員長を務めた、地元の格闘技道場パラエストラ八戸の西塚丈人さんは「アマチュアの大会なのでけががなく終了した事にまずはホッとしている。大会がスポーツや護身術としての格闘技が普及するきっかけになれば。来年も開催する予定」とホッとした表情を見せる。
市内から来た高坂友紀さんは「格闘技の観戦は初めてだが、応援したい人がいたので観戦に来た。負けたので残念。同じ女性が戦っているのがとてもかっこ良かった。また来たい」と話していた。