八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で1月12日から、障がいのある人とボランティアの作品展「第22回 NHKハート展」が開かれている。
同展は詩とアートを組み合わせた展覧会で、1994年に始まり今回で22回目。全国10会場を巡回して行い、八戸では6回目の開催となる。障がいのある人も無い人も互いに理解し合い「共に生きる」ことを目指して八戸市とNHK青森放送局などが共催する。
同展では障がいのある人がつづった詩をボランティアで参加したアーティストや著名人が「ハート」をモチーフにアート作品で表現する。50編の詩を50点のアート作品で表現し、新たなアートの世界をつくり出す。
作品を制作したアーティストには鬼塚勝也さん(元プロボクサー)、松村邦洋さん(タレント)、鈴木明子さん(プロフィギュアスケーター)、鈴木杏さん(女優)などがいる。
八戸市福祉部障がい福祉課課長の山道尚久(なおひさ)さんは「全国の障がいを持った方々から寄せられた3641編の中から、50編が選ばれた作品展。ボランティアで参加する著名人やアーティストの方々がハートをモチーフに作品で表現して、詩とアートを組み合わせる。例年たくさんの皆さんが会場に足を運んでいる。『ハート展』を見ることで、障がいを持った方々への理解が深まればうれしい」と話す。
開催時間は9時~21時。入場無料。今月18日まで。