八戸市でスーパーマーケットを運営する「よこまち」本部(八戸市尻内町)で1月25日、さまざまな障がいを持つ人との働き方を学ぶ「精神・発達障がい者しごとサポーター養成講座」が開かれた。
同講座は厚生労働省青森労働局が企画しハローワークから講師を招いた。同社では現在も精神障がいをはじめ身体・知的などさまざまな障がいを持っている人を雇用している。今年4月1日から障がい者の法定雇用率が引き上げられ、今後も障がい者とともに働く機会が増えることを見込み開講した。
講座には「よこまち」が展開する「よこまちストア」7店から各店長、本部の店舗運営部から2人、管理部1人の計10人が受講した。講座では障がいを持つ人とどのように関わっていくのか、精神障がいとはどのような障がいなのか、知識を得て現場に生かすことを学んだ。実技や3人1組になり意見を述べるグループディスカッションも行われた。
同社本部管理部部長の尾崎淳さんは「今回の講座で障がいについて知り、どのように対応すればいいか知るきっかけになった。とても分かりやすい講座だったので、4月から始まる障がい者法定雇用率アップに向けて、他の職場でも参考になると思う。まだ障がい者を雇用していない企業にも、良いきっかけになってくれれば」と話す。