八戸市の島守地区で2月10日、里山の雪景色を歩いて楽しむ「島守カントリー・ウォーク かんじきウォーク」が開かれた。
同イベントは島守田園空間博物館運営協議会(八戸市南郷)が主催し、昨年9月に続き2回目。島守地区の冬景色を実際に歩いて体感してほしいとの思いから厳冬期の開催となった。
ウォークでは19人の参加者が、3.7キロメートルのコースを「西洋かんじき(スノーシュー)」を履き、田園風景を楽しみながらゴールの「南郷朝もやの館」を目指した。ウォークには、市内のアウトドアショップ「グリーンハウス」のスタッフも同行し、歩き方などの指導をした。途中、甘酒やお汁粉のサービスもあり、昼食には「イノシシのスープ」も振る舞われ食でも冬を楽しんだ。
島守田園空間博物館館長の上野大輔さんは「『雪蛍ワッフル』や地元えんぶり組の披露もあり、夕方からは『南郷雪蛍祭』もあり盛りだくさんで、青森県南地域では珍しいかんじきウォークを楽しんでいただけたと思う。島守の冬の自然の魅力を感じてもらえたのではないか」と話す。
市内から参加した20代の女性2人は「初めてのスノーシューで、普段の靴の感覚とは違い、雪を踏みしめて歩けて楽しかった」「良いお天気の日に、雪の上を歩くのが楽しくてまた来たいと思った」とそれぞれ話していた。