八戸で新感覚「八戸前沖さば」サバ缶 アヒージョ・トムヤムクンなど6種類

開封時の「八戸サバ缶バー」

開封時の「八戸サバ缶バー」

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 八戸市の業務用鮮魚・水産加工品会社「マルヌシ」(八戸市白銀2)が3月27日、「八戸前沖さば」を使用した6種類のサバ缶詰「八戸サバ缶バー」を発売した。

パッケージデザイン

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 八戸サバ缶バーは、「八戸前沖さば」を使った土産品の新定番を目指し開発。同社がサバ缶を発売するのは初めて。「八戸サバ缶バー」という商品名は、「消費者が酒場で酒を自由に選ぶように、サバ缶も自分好みの味を自由に選べるように」と、酒場を意味する「バー」を用いて「八戸サバ缶バー」と名付けた。今後も開発を続け、新商品を追加発売してく予定。

 缶詰には秋に水揚げされた脂の乗りが良い「八戸前沖さば」を使用。従来のサバ缶のイメージを覆すものにしようと、パッケージデザインや味にも新しい工夫を見せる。「津軽海峡の塩を使用した水煮」「ゆずこしょう」「アヒージョ」「トムヤンクン」「グリーンカレー」「ハバネロ」の6種類の味を用意する。

 近年、全国的に水揚げされるサバは300グラム以下の小型が多くなっており、加工業者は大型のサバの確保が困難な状況にある。小型のサバは安値で取引されることが多く、漁業者の収益面でも課題があった。同社ではこの状況を踏まえ、小型のサバでも使用可能な商品を開発しようと1年ほどかけて同商品を完成させた。同社では「八戸前沖さばは脂分が多いため、小型でも品質が大きく劣ることはない」と話す。

 マルヌシ専務取締役の地主裕太さんは「バーのようにいろいろな種類のサバ缶を取りそろえた。6種類あるので好みの味を見つけてほしい。自分で食べても良いし、遠くの人に贈っても良いし、ぜひ活用していただきたい」と話す。

 全種類180グラム入りで410円。JR八戸駅「ぐるっと遊 八戸駅店」(尻内町)、八戸ポータルミュージアム「はっち」カネイリミュージアムショップ(三日町)、八食センター「創季屋」(河原木)、A-FACTORY(青森市)、「中三・青森店」(同)、「中三・弘前店」(弘前市)で取り扱う。

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