八戸の八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で3月31日、マリンバ・打楽器奏者の八戸敦さんのマリンバコンサートが開かれた。
八戸さんは青森県むつ市出身で五戸町在住。音楽学校を卒業し、特別支援学校・中学校教諭を経て、現在は三戸郡、八戸市、青森市などで各種コンサートや小中学校の音楽鑑賞教室で演奏活動を行っている。八戸市のカルチャー教室「はちえきキャンバス」でマリンバ講座の講師も務める。マリンバの普及を願う八戸さんは月2回の講座に毎回マリンバを分解組み立てし手運びする。
コンサートも「マリンバという言葉を耳にする機会は多いが、実際の生演奏でマリンバの音に触れてほしい」との思いから企画。コンサートではバッハやドヴォルザークなどのクラシックから、童謡や青森県民謡まで幅広いジャンルを演奏し、マリンバのリズミカルな音色で観客を魅了した。
八戸さんは「八戸市にはさまざまなジャンルの演奏家がたくさんいるが打楽器、特にマリンバのソロ演奏会はあまり親しみがないと思う。今回の会場は大会場とは違い、より身近にマリンバの音色を感じ取ってもらえたと思う。マリンバという楽器の普及のためにもこれからも活動を続けていきたい」と話す。
演奏を聴いた八戸市内の20代の女性は「初めてマリンバの音色を聴いた。とても温かい音で、あっという間に時間が過ぎていった。もっともっと聴いていたいと思った」と感想を話した。