八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)と東北芸術工科大学(山形市)の共同プロジェクト「88(やや)異国プロジェクト」が5月29日、東北映像フェスティバル映像コンテストのCM・キャンペーン部門で最高賞の大賞に輝いた。
同プロジェクトは動画配信をきっかけにより多くの人に八戸に興味を持ってもらおうと同館が企画。同大学で講師を務める八戸特派大使のクリエーティブプランナー関橋英作さんと映像監督の今村直樹さんが中心となりPR映像を制作した。
市制88周年の2017年5月1日に予告編となる3本(香港編、フランス編、アメリカ編)を公開。「はっち」7周年の2月11日に、本編映像の公開が行われた。撮影時には道路を一時封鎖したほか、駅での撮影は電車が来ない間の限られた時間で撮影するなどの苦労もあったという。
同館コーディネーターの櫛部晃代さんは「この動画は外国の方が、『ちょっと異国っぽい』ところをリポートしている動画。『パスポート見せてけんだ』という地元の言葉のせりふが見所」、館長の安原清友さんは「変わったスタイルの動画で、多くの人に八戸を知ってほしい。本編のラストが次に期待させるような感じで終わっているので、乞うご期待」とそれぞれ話す。
動画は本年度の全国大会に出品する。
動画は「はっち」、JR八戸線本八戸駅構内(内丸)、市営バス車内で上映中。ユーチューブで「88異国」で検索し視聴できる。