八戸市と三戸郡内の小学生を対象とした「税に関するイラスト・標語作品」表彰式が11月27日、八戸ショッピングセンター「ラピア」2階ラピアホール(八戸市江陽2)で開かれた。
「税に関する作品」は、子どもたちに、税に関する知識と理解を深めることを目的に、三八租税教育推進協議会が毎年開催している。
本年度は、小学生の部では13校からイラスト627点、中学生の部では22校から標語1286点の応募があった。審査の結果25人が入賞。審査は、八戸市と三戸郡の小・中学校の社会科教育研究会の教諭と税務署職員が行った。
作品は生徒たちが毎日学校へ通う道路、毎日勉強に使っている教科書など、さまざまな物品やサービスが税金によって提供されていること、普段当たり前にあるものが税金によって支えられていることを強く意識したものが目立った。
表彰式では審査員が「税金が道路や公共の建物を作ったり、市民や国民の生活に役立ったりしていることや、将来の生活に役立つことに使われていることへの理解が進んでいることが作品から伝わりうれしく思う。今回の作品応募をきっかけとして、学校で学習したことをニュースや新聞を読むときに生かしてほしい」と講評。入賞者には賞状・副賞が授与された。
イラストで三八地区税務関係団体協議会会長賞となった根城小6年の西村信之介君は「今回が初めての応募だった。絵は得意ではないので、イラストでまさか入賞するとは思ってなかった。とてもうれしい。税金のことは、これからもっと勉強します」とうれしそうに話していた。