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八戸で消防職員意見発表会 9人が地域問題や防災などテーマに

消防意見発表会の様子

消防意見発表会の様子

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 消防職員が消防業務に対する提言などを行う「消防職員意見発表会」が11月29日、八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部(八戸市田向5)で開かれた。

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 発表会は業務に対する提言や取り組むべき課題等について自由に発表し、消防業務の諸問題に関する知識の研磨と意識の高揚を図ることを目的に毎年行っている。今年は職人9人が参加し、女性職員がより多くなるための取り組みや住民と一緒に地域の問題を解決することの必要性などをテーマに発表を行った。審査員は消防長や学識経験者などの4人が務めた。

 審査の結果、優秀賞に輝いたのは「消防ダイバーシティ」を演題に発表した八戸消防署消防士長の三上真智子さん。「ダイバーシティ=多様性」という言葉を用い、消防職員それぞれの個性や価値観、経験を生かし多様なサービスを提供することで組織力の向上を図ることが必要と話し、子育ての経験から、新たな救命講習会として子育てベビーマッサージ救急教室を提案。マッサージの際に歌う歌詞に救急の知識を乗せて自然と救急法を覚えてもらうのが狙い。消防住民サービスの幅がさらに広がると強調した。

 三上さんは受賞について「信じられない思い。同僚と苦しみながら発表の内容を作ってきたのでこういう形になってうれしい。とにかく原稿を読み込んで感情を乗せるように練習をしてきた。発表を見た上司がこういった目線もあるということを感じてくれるなど、同じ女性職員にも励みにしてもらえれば」と話す。

 三上さんは来年2月8日に八戸市で開催される県大会に八戸地区代表として出場する。

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