市民、学生、各種団体や企業が協力し、イベントやワークショップ・勉強会を通して縄文の価値を広く知るイベント「はちのへ縄文フェスinマチニワ」が12月2日、八戸まちなか広場「マチニワ」(八戸市三日町)で開かれた。
ユネスコ世界文化遺産登録候補の「北海道・北東北の縄文遺跡群」が11月に推薦見送りになったことを「次回へのチャンス」とポジティブにとらえる縄文を愛する集団「八戸縄文遊人会」が主催し、今回が1回目。
イベントでは今年のファッション甲子園審査員特別賞を受賞した千葉学園高校(類家1)の生徒による縄文ファッションショー、八戸商業高校(十日市塚ノ下)による縄文プレゼンテーション、縄文顔コンテスト、縄文パフォーマンスなどのステージイベントが行われた。縄文体験コーナーでは「火起こし寸前体験」「アンギン編み体験」なども行われ親子連れらが慣れない手つきで縄文人の生活を体験した。
ファッションショーに出演した千葉学園高校3年の佐々木あこさんは「モデルとして参加した。会場は少し寒かったが、温かい拍手のおかげで楽しくウオーキングすることができた」と話す。
八戸縄文遊人会のスタッフは「大勢に来場いただき大盛況となった。ここをスタートとしてユネスコ世界文化遺産に登録を目指し、一丸となって頑張っていきたい。市民の皆さんも一緒に盛り上がっていただければ」と期待を込めた。