「青い森鉄道」が沿線地域の企業や職人と共同開発している商品ブランド「A-mono(えーもの)」を取り扱うネットショップ「A-mono store」が1月21日、オープンした。
昨年10月に立ち上げられた同ブランド。第1弾としてジュース「諏訪ノ平ガスグレープ」(1本198ミリリットル=350円)を発売。同商品は南部町産のブドウ(キャンベルアーリー種)を名川果汁(南部町)が搾汁し、桃川(おいらせ町)と八戸工業大学(八戸市妙)が共同で開発した「マイクロバブル発生装置」で微細な炭酸ガスを注入したもの。新しい装置により、100%のストレート果汁への炭酸ガスの注入が可能になった。素材の味を生かすため、糖度を抑えたブレンドに仕上げている。
同商品は同鉄道の浅虫温泉駅のモーリーズカフェ、カネイリミュージアムショップ(八戸市三日町)などで販売していたが、ネットショップの開設で全国販売が可能になった。
現在「A-mono」ブランドの商品は同商品のみ。同鉄道広報企画担当者は「すでに第2弾、第3弾の商品開発も進んでいる」と明かす。第2弾は、ロールケーキの生クリームに八戸のしょうゆを使った「八戸おしょうゆロール」。近いうちに都内で実験販売するという。第3弾となる「タイの生ハム」も八戸のレストランと開発中だ。
「青い森鉄道沿線には素晴らしい食材や高い技術を持った職人や企業がたくさんある。その魅力をネットショップでも発信できれば」と同担当者。