八戸の種差海岸の芝生で3月10日、東日本大震災からの復興や支援への感謝、鎮魂を目的とし人々が手をつなぎ祈り・歌うイベント「HUMANBAND on 3.11」が開催される。
同イベントは、東日本大震災からちょうど1年となる昨年3月11日にも開催。太平洋沿岸の青森県八戸市、宮城県気仙沼市、宮城県南三陸町、福島県いわき市、千葉県銚子市の5カ所で計約3000人が参加した。八戸では準備期間が1カ月と短い中、スタッフ70人、参加者300人が集まった。青森県内の参加者はもとより、アメリカからの参加者の姿もあった。
今年は3月11日が月曜日に当たることから、前日の10日に開催する。イベントでは昨年同様、日の出とともに参加者で手をつなぎ黙とうをささげ「ふるさと」を合唱。参加者全員で海岸のゴミ拾いや清掃をして終了となる。
イベントを主催する「HUMANBANDあおもり」(八戸市田向)代表で八戸短期大学ライフデザイン学科教授の小渡章好(のぶよし)さんは「地元の方々の協力やボラティアの方々のおかげで今年も開催することができて感謝。HUMANBANDとは人と人が手をつながっていくという意味。いつかは被災地の海岸が人々の手でつながればうれしい」と話し、「当日参加も受け付けるが、3月の早朝の海はとても寒い。スムーズな受け受け進行のため、できれば事前に申し込んでいただければ」と早めの申し込みを呼び掛ける。
参加費は500円(運営費・保険費含む)で、小学生以下は無料。NPO法人「青森福祉サポート協会」内の事務局にファクス(0178-38-7071)、メール(hope@a-humanband.com)で申し込む。