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八戸で緊急時の情報力を考えるシンポジウム-「情報の真偽を見極める力の必要性」など提言

シンポジウム「『情報力』があなたを救う!」には約100人が参加した

シンポジウム「『情報力』があなたを救う!」には約100人が参加した

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 八戸グランドホテル(八戸市番町)で1月28日、緊急時の情報の利活用の向上を考えるシンポジウム「『情報力』があなたを救う!」が開催された。

会場周辺では最新の情報機器が展示された

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 昨年7月に設置された青森県の「緊急時『情報力』強化検討会議」の一環として行われた同シンポジウム。当日は、自治体関係者やIT企業関係者をはじめ約100人が参加した。

 シンポジウムではモバイル研究家の木暮祐一さんが「スマホ時代の情報利活用」として基調講演を行った。続いて、話題提供として、同市内のコミュニティーFM局「ビーエフエム」の小泉亮さんから、東日本大震災が発生した直後からの局内の様子や放送内容が紹介された。

 小泉さんは「震災直後から停電になったが、非常用電源で対応した。局内も電気機器は最低限に抑え節電に努めた。放送内容を全て変更し災害情報を流し続けた。信号が消えている中、情報提供のために直接局に訪れた市民もいた。情報を聞いてもらったり、提供してもらったりするには、日頃の信頼関係が大切」などと震災直後の生々しい様子を話した。FM放送だけではなくツイッターやユーストリームでも情報を提供したことにも触れ、「八戸市外の人にも八戸の様子を伝えることができた。コミュニティーFM局ならではのきめ細かい情報を伝えることができた」と、複数のメディアで情報を伝えたことの成果にも触れた。

 後半のパネルディスカッションは、同会議委員長の青森公立大学・学長の香取薫さんをコーディネーターに、コンシス・代表の大浦雅勝さん、八戸市情報システム課長の工藤祐一さん、青森地域社会研究所・地域振興部長の竹内慎司さん、リポーターの中島美華さん、サン・コンピューター・社長の三浦克之さん、青森県・IT専門監の宮典男さんをパネラーに、「もしもの時に生き残るために、いかに情報力を高めるか」と題して行われた。

 ディスカッションでは「緊急時にはが情報を入手する力だけではなく、情報が正しいか見極める力も必要」「複数のツールから情報を入手する手段を確保しておくことが大切。日頃から機器に親しんでおく」「古老などの古くからの言い伝えと新しい情報を組み合わせる、その情報からどう判断しどう行動するかが重要」「情報機器の操作には得手不得手がある。自分のできる方法で頑張る。常日頃のあいさつなどの人間関係が大事」「緊急時にツイッターなどで情報を発信する際には、落ち着いて5W1Hをきちんと発信する」などの提言があった。

 参加した市民からはアマチュア無線を活用し全国から情報を収集した事例が紹介され、「海の街なので無線利用者は多い。パソコンは苦手だが無線で情報を得たことで大変心強く思った」と話した。

 同シンポジウムの模様はユーストリームで生中継されたほか、会場周辺では最新の情報機器の展示や情報の利活用の事例を紹介したパネル展も行われた。

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