八戸市南東部の太平洋に面し「日本の灯台50選」にも選出されている「鮫角(さめかど)灯台」(八戸市鮫町)が4月27日からの週末、一般に開放される。
同灯台は1938(昭和13)年に初点灯。地上からの高さは22.7メートル、海面からの高さは57.6メートル、実効光度は10万カンデラで、点灯する光は約37キロ先まで届く。同灯台の周囲は5月に新設される三陸復興国立公園に指定され、灯台からは太平洋の大パノラマや周囲の風光明媚(めいび)な景色が展望できる。
同事業を担当する八戸市まちづくり文化スポーツ観光部観光課の担当者は「灯台から見える、太平洋はもちろん海岸沿いの遊歩道や近くの牧場やJR八戸線の線路などを今までとは違った角度で見てほしい。新しい魅力を発見し、より親しみを感じていただければ」と話す。
灯台開放の日時は4月27日~10月27日の毎週土曜・日曜・祝日、9時~16時。無料。駐車場は近隣の八戸シーガルビューホテル(鮫町)を利用する。
開放初日の27日の8時45分からはオープニングセレモニーが行われ、テープカットのほか、海上保安庁や八戸市のマスコットキャラクターも登場し記念撮影などを予定。海上保安庁制服試着コーナーも設ける。