八戸市中心街のポータルミュージアムはっちのカネイリミュージアムショップ(八戸市三日町、TEL 0178-20-9661)で6月29日、「小さい言葉の原画展。」が始まった。
5月に発売された糸井重里さんの「夜は、待っている。」(東京糸井重里事務所)と「ボールのようなことば。」(同)の挿画を担当した酒井駒子さんと松本大洋さんの原画を展示する同展。酒井さんの原画3枚と大洋さんの原画10枚を展示する。
「夜は、待っている。」は、糸井重里さんの言葉を集めた「小さい言葉」シリーズの最新作。表紙のイラストは酒井さんが描いている。同シリーズは2007年から始まり、今回が6作目。糸井さんのほぼ日刊イトイ新聞やツイートの中から心に残るものを厳選して編集している。「ボールのようなことば。」は、過去の「小さい言葉」シリーズから若者向けに再編集したもの。表紙や本文イラストは松本さんが描いている。
酒井さんは絵本作家で代表作に「よるくま」や「きつねのかみさま」などがある。松本さんは漫画家で代表作には「鉄コン筋クリート」「ピンポン」などがある。
同展は、5月の東京から始まり、6月の旭川に続き3会場目となる。今後、仙台、和歌山、熊本、気仙沼と続く。
同ショップを運営する金入副社長の金入健雄さんは「糸井さんの本は普段から人気がある。ファンの方も多いので喜んでもらえるのでは。今回の書籍では震災に関しても多く触れられている。糸井さんの言葉に励まされた人も多いはず。その言葉にさらに彩りを加える原画にも触れてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。7月5日まで。期間中に2タイトルの同時購入客には、特典として松本さんと酒井さんのポストカード5枚を進呈する。