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朔日町附祭の野澤さんが「木遣り音頭」初披露 八戸三社大祭で

朔日町附祭山車組の野澤龍之介さん

朔日町附祭山車組の野澤龍之介さん

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 青森の夏を彩る祭り「八戸三社大祭」に参加する山車組「朔日町附祭」メンバーの野澤龍之介さんが8月1日、「木遣(きや)り音頭」を初披露した。

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 同山車組は八戸三社大祭に初めて「風流(ふりゅう)山車」が登場したとされる1887(明治20)年から祭りに参加し、現在活動する山車組の中で最も長い歴史を持つとされる。野澤さんは、山車制作メンバーとして活動。今年、商店や個人宅を訪れて歌を披露する「木遣り音頭」に初挑戦した。

 木遣り音頭は、同山車組のおはやし責任者、小坂圭太さんの歌声に憧れて挑戦したという。山車制作の傍ら7月中旬から練習に取り組んだ木遣り音頭を、祭り本番の8月1日、みろく横丁(八戸市三日町)の飲食店を訪れた市民や観光客を前に初披露した。「初めは緊張したが、乗り越えた後は楽しく感じられた」と野澤さん。

 現在18歳の野澤さんは、小学生の頃から、同級生が小太鼓、笛、大太鼓などのおはやし演奏に参加する中、初めから山車制作に参加してきた。現在は、発泡スチロールを削る作業をはじめ、山車制作の全般を手伝う。プライベートでは、山車絵を描くことにも挑戦しているという。

 野澤さんは「山車組はいろいろな世代の人が関わる社会勉強の場でもある。まだ勉強中の身だが、自分が幼い頃に感じたように『あの山車、良かったよね』と言ってもらえるような山車を作れるようになりたい」と話す。

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