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十和田湖畔にラーメン店「桜」 休屋地区の活性化目指す

青森ガーリックみそラーメン

青森ガーリックみそラーメン

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 ラーメン店「湖畔麺厨房(ちゅうぼう)桜」(十和田市奥瀬)が10月9日、十和田湖畔休屋地区にオープンした。

ラーメンのメニュー表

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 十和田市出身の桜田昴世さんが経営するラーメン店「Ramen Street 桜」(八戸市下長)の2号店。店舗面積は約20坪。席数は25席。カウンター席や、2人~6人用のテーブル席を用意する。十和田湖や奥入瀬渓流の魅力を再発見してもらおうと、観光再生の取り組みが活発化する同地区に出店した。店名の「湖畔」「桜」には、「地域に根付いた桜でありたい」との思いを込めた。

 メニューは青森県産のニンニクとブランド豚「十和田ガーリックポーク」を使う「青森ガーリック豚骨」(1,280円)、「青森ガーリックみそラーメン」(1,180円)のほか、十和田湖に接する秋田県小坂町のご当地ラーメン「カツラーメン」と青森市のB級グルメ「味噌(みそ)カレー牛乳ラーメン」を組み合わせた「味噌カレーカツラーメン」(1,280円)など。ギョーザ、唐揚げ、ミニ豚丼、ミニかつ丼(以上、500円)などのサイドメニューや、奥入瀬ビール(1,280円)、日本酒、焼酎なども用意する。

 桜田さんは幼少期からの夢だったというサッカー選手になるため、サッカー強豪校として知られる青森山田高校(青森市)に進学したが、自身の力に限界を感じ退学。18歳で八戸工業高等専門学校(八戸市田面木)に入学し、学業の傍らラーメン店でアルバイトを経験した。卒業後には、ラーメン店を開こうと八戸市や仙台市のラーメン店で6年修業し、2019年12月、1号店のオープンにこぎ着けた。十和田湖畔を訪れた際、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による人出の少なさ、商店経営者の高齢化、夜に営業する飲食店の必要性などを感じ、同地区に2号店を出店した。

 桜田さんは「コロナ下ということもあり(十和田湖地区が)ちょっと寂しく感じ、『こんなに良い所なのに』と思った。地域の活性化や地方で働くことには観光産業が切り離せない。十和田湖はとても魅力的な所なので、地元客や観光客がもっと増え、にぎわいを取り戻す力になれれば」と話す。

 営業時間は11時~20時(15時~17時には一時閉店する場合あり)。水曜・木曜定休。

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