八戸公園(八戸市十日市)動物放牧ゾーンの猿山で暮らすニホンザルが現在、冬の寒さに負けず駆け回る姿を見せている。
同園では現在、ニホンザルを21頭飼育している。昨年5月~6月には子猿が3頭生まれた。全て雄で、母猿から離れず甘える愛らしい姿が来園客の目を楽しませている。
同公園のニホンザルは、冬になると毛が生え変わり、数頭が身を寄せ合い暖をとる「猿団子」が見ものになっている。公園課長の小笠原恵子さんによると、最近は例年より気温が高い日が続いているため「猿団子」を日中に見られる機会が少ないという。「朝の寒い時間帯なら猿団子を作っているかもしれないが、例年のように毎日するわけではないので見られたらラッキー。本格的な猿団子を見られるのは2月になるかもしれない」と話す。
猿たちは朝から寒さに負けず猿山を走り回ったり、日なたぼっこをしたり、毛づくろいをし合ったり、猿同士でちょっかいを掛け合って遊んだりなど、活発に活動する姿を見せる。小笠原さんは「冬ならではの猿たちの姿を見に来てもらえれば」と呼びかける。「動物放牧ゾーンには猿山があるほか、クジャクやウサギもいる。通年で無料開放しているので、動物たちに会いに来て」とも。
同園では現在「こどもの国遊園地ゾーン」は冬季休園しているが、動物放牧ゾーンの猿山や動物舎は冬季も開園する。
開園時間は9時~17時。月曜休園(月曜祝日の場合は翌日休園)。入園無料。