ワークショップ作品展「みんなの作品、おひろめ展」が現在、帆風美術館(八戸市北インター工業団地1)で開かれている。
1月25日から今年の営業を始めた同館。2月2日から始まった同展では、昨年開いたワークショップ「かな書で書こう!」「糸かけ数楽(すうがく)アート教室」で市民が制作した作品を紹介している。
「かな書で書こう!」は、小学生から50代の市民が参加し、かな文字を書道で表現した。作品は、市民が思い思いのデコレーションを施した額縁や掛け軸を使って展示している。吉田章恵館長は「自分でも書いてみて分かったが、普通の『書』と『かな書』では、筆の入りや書き方が違う。書き上げた作品を紙だけで展示するのはもったいないと感じ、オリジナルの額縁や掛け軸も作ってもらった。個性やアイデアが違い、面白い」と話す。
「糸かけ数楽アート教室」では、板に打ち付けたくぎに糸をかけ、幾何学的な模様を作るアートを制作。「糸かけ師」として活動する関下千佳子さんを講師に招いて月に1回ワークショップを開き、作品を完成させた。同展にはワークショップに参加した市民が完成させた作品や関下さんの作品を出展している。関下さんは「複雑で難しそうに見えるが、意外と簡単にできるので、次回はぜひ体験してみて」と話す。
2月16日まで。
吉田館長によると、同館では今年もさまざまなワークショップを開催する予定。詳細は今後、同館ウェブサイトで案内する。当日参加も可能だが、予約優先。このほか、2月23日~4月14日には、青森県出身の画家・庭田薫さんの作品展「庭田薫・特別展~光明への軌跡~」を開く。
同美術館の開館時間は10時~16時。月曜・火曜・土曜休館。入場無料。