
チーズケーキ専門店「ハンナ チーズケーキ コーヒー」(八戸市北白山台4)が白山台公園(同6)近くにオープンし、3月11日で2カ月がたった。
元バリスタの畑内俊幸さんがチーズケーキを提供する同店。店名の「ハンナ」は、「恵み」を意味するヘブライ語から採った。
メニューは、ベイクドチーズケーキ(520円)、ニューヨークチーズケーキ(500円)、バスクチーズケーキ(480円)、ラムレーズンのブルーチーズケーキ(550円)、チョコレートとオレンジピールのチーズケーキ(560円)など。いずれも北海道産のクリームチーズや生クリームを使う。30~60分かけて焼き上げた後に一晩寝かせ、味を濃縮させて仕上げるという。「一番の人気はベイクドチーズケーキ。クリームチーズをふんだんに使っている」と畑内さん。
畑内さんは大学時代、複数の飲食店でアルバイトを経験する中で飲食業に興味を持った。県内で飲食以外の仕事に就いていたが、東日本大震災をきっかけに「本当にやりたいことをしよう」と考え、東京都内の調理系専門学校に入学し、コーヒーのいれ方やカフェの経営について学んだ。都内の飲食店でコーヒーを提供するバリスタとして働いた後、チーズケーキを得意とするパティシエの知人から技術を学び、同店の開業にこぎ着けた。
畑内さんは「自分が学んだことを地元に還元したい。一つ一つ丁寧に作っているチーズケーキは甘さを控えたちょっぴり大人向けの味。コーヒー、紅茶、ワイン、ブランデーなど好みの飲み物と合わせて楽しんで」と話す。4月からはイートインスペースを設け、コーヒーの提供も始めるという。
営業時間は12時~17時(商品がなくなり次第終了)。火曜・水曜定休。