
IGRいわて銀河鉄道(岩手県盛岡市)のPRイベント「IGRでGO」が7月12日、八戸ショッピングセンターラピア(八戸市江陽2)で開かれた。
目時駅から盛岡駅までの18駅を結ぶIGRいわて銀河鉄道線は、青森県南、岩手県北・県央の市民の足として親しまれている。在来線を使った岩手観光の魅力を知ってもらおうと、八戸で初めてイベントを開いた。
会場ではグッズ販売、車両のイラストをあしらった缶バッジの制作体験、制服の試着体験を行い、詰めかけた市民でにぎわいを見せた。同社のキャラクター「ぎんがくん」が会場に姿を現すと、抱き着いたり一緒に記念撮影したりする家族連れの姿もあり、会場は和気あいあいとした空気に包まれた。
夏休み期間に岩手県を訪れてもらおうと、企画乗車券の販売、沿線地域のPRブースの設置やパンフレットの配布なども行った。岩手県北の魅力を紹介するスタッフの話に熱心に聞き入る市民の姿もあった。
同社の千田春奈さんは「(青い森鉄道と接続することで)いわて銀河鉄道は八戸から盛岡に一本の列車で行くことができる。この夏はのんびりと列車に乗り、岩手に遊びに来てもらえれば」、岩手県県北広域振興局産業振興室の佐藤辰実さんは「八戸の皆さんに岩手県北地域の良さを知ってもらい、交流を深めていきたい」と話す。