
八戸に夏の訪れを告げる風物詩「八戸七夕まつり」が7月18日、八戸市中心街で開幕した。
78回目を迎える今回はストリートステージや出店などを行うほか、昨年設置が見送られた大型の七夕飾りが会場の中央に復活する。初日は東奥日報社(青森市)主催の「八戸小唄流し踊り」で祭りが開幕。ウミネコがあしらわれたそろいの浴衣姿の市民が列になり涼しげな踊りを披露した。
色とりどりの七夕飾りが中心街を彩る中、八戸ポータルミュージアムはっち(三日町)に設けられた短冊コーナーでは市民が思い思いの願いを書き込んだ。世界平和や志望校合格といった願いのほか「ボーナスが出ますように」「ラーメンいっぱいたべれますように」「お金が空から降ってきますように」「一生夏休みがいいです」「貸しているものが返してもらえますように」「金魚とマッチョが結ばれますように」などユニークな言葉も見られた。家族連れや学生が次々にペンを走らせ、ササの枝はあっという間に短冊で埋め尽くされた。
同館では20日までの会期中、市内の保育施設に通う園児が制作に参加した七夕飾りを展示し、祭りのムードを盛り上げる。
開催時間は、18日=21時まで、19日・20日=18時~21時。