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八戸で「ジュニアオーケストラ」の演奏会 ジャズとクラシックのコラボも

来場を呼びかけるメンバー

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 八戸ジュニアオーケストラの第34回定期演奏会が8月24日、SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂、八戸市内丸1)で開かれる。

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 小学生から大学生までのメンバーがクラシック音楽の演奏に取り組む同楽団。毎年恒例の定期演奏会は今年、八戸を代表する指揮者の一人、松井慶太さんが音楽監督と指揮者を務めるほか、八戸在住でジャズグループ「マンハッタン・ジャズ・クインテット」のリーダ―として知られるジャズピアニスト、デビッド・マシューズさんとの共演を予定する。

 演奏会は2部構成。第1部には、マシューズさんが小学生~大学生と一緒に活動するジャズバンド「八戸ジャズ楽団」が演奏に加わる。「クラシック×(かける)ジャズ」と銘打ち、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番ハ長調第2楽章」やジャズの定番曲「Fly me to the moon」などを、マシューズさんによるアレンジで演奏。「スイング」と呼ばれるジャズ特有の弾むようなリズムを取り入れた。第2部はベートーベンの「交響曲第1番ハ長調作品21」を演奏する。

 小さな子どもを連れた観客にも楽しんでもらおうと、客席後方に「親子席」を用意。演奏中でも自由に出入りできるようにした。ホワイエには、交響楽で使われる楽器に触れられるコーナーを設ける。

 八戸ジュニアオーケストラでは現在、SDGsへの貢献の一環としてペットボトルのキャップの回収に取り組む。会場でも協力を呼びかける。キャップの売却益は、途上国のワクチンの購入に充てられる。800個で1人分のワクチンを賄えるという。

 バイオリンとコンサートミストレスを担当する中学3年の村田楓華さんは「第1部のFly me to the moonではコンミスとしてバイオリンのソロを弾く。ぜひ聞きに来てほしい」、バイオリン担当で高校2年の吉野秀さんは「ジャズを弾く機会があまりない。『スイング』をはじめ、今回初めて知った技法も多い。意識して演奏するので、注目してもらえれば」と呼びかける。

 14時開演。入場料は、一般=1,000円(当日1,500円)、高校生以下=500円(当日700円)。チケットは、ショッピングセンターラピア、デーリー東北チケットセンター、SG GROUPホールはちのへ、八戸ポータルミュージアムはっちで取り扱う。

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