食べる 買う 学ぶ・知る

上北農産加工が「源たれの違いまるわかり表」公開 ソフトクリーム望む声も

まるわかり表に掲載した11品

まるわかり表に掲載した11品

  • 3

  •  

 焼き肉調味料「スタミナ源(げん)たれ」で知られる上北農産加工(十和田市相坂)が10月30日、「源たれの違いまるわかり表」をXで公開した。

Xに投稿したまるわかり表

[広告]

 公開したのは「源たれ」シリーズ11品の早見表。甘さ、辛さを5段階で表示するほか、味の特徴、使用する野菜、「こだわりの材料」などを紹介する。11月5日現在、623件のリポスト、1395件の「いいね」を集めている。

 コメントには「秋田県民だが、愛用している」「兄弟が多すぎる」「源たれでチャーハンを作るとうまい」「地元民でも全商品が並んでいるのを見たことがない」「焼き肉から野菜炒めまで世話になっている」「県外の人に送るときに、この表を付けたい」などの声が寄せられている。中には「源たれ」を使ったソフトクリームの開発を求める声も。同社の三浦良行さんは「以前、源たれのパウダーを使ったジェラートを作ったことがある。善処してみる」と苦笑いを見せた。

 源たれシリーズは1965(昭和40)年にジンギスカン用調味料として誕生し、60周年を迎えた。自社醸造のしょうゆをベースに、青森県産のニンニクやリンゴを使うのが特徴で、青森の食卓の定番として親しまれてきた。

 今年は周年を記念し、4月の冷やし中華用調味料「スタミナ源 冷やし中華 始めました!」を皮切りに、7月には八戸の地サイダー「三島シトロン」と「源たれ」を組み合わせた「源たれサイダー」を発売。9月には周年を締めくくる商品として、キムチ、鶏だし、スーラータンなどを使った「スタミナ源 鍋つゆシリーズ」4品を発売し、ラインアップを強化した。

 三浦さんによると、同社には以前から「源たれ」シリーズの味や特徴の違いを知りたいという声が寄せられていたという。まるわかり表は以前から用意し、商品を追加する度に内容を更新してきた。今回は、月1回の「肉の日」に合わせ10月29日に投稿した「牛、豚、鶏、羊…いろいろなお肉で味を食べ比べてみてくださいね」(原文のまま)に多くの反応があったことを受け、まるわかり表を追加で投稿したという。

 まるわかり表に掲載した商品のうち、三浦さんのお薦めは「ゴールド辛口」「塩焼のたれ」「レギュラー」の3品。「ゴールド辛口は、強い辛味がカルビやホルモンなど脂分の多い肉に合う」といい、「塩焼のたれ」は焼き肉のほかにスープや鍋の調味料としても使えるという。レギュラーは「卵かけご飯に、しょうゆの代わりに使うといい。熱いご飯にかけると甘みが増す」と話す。消費者からは、チャーハンや焼きそばに源たれを使っているという声も寄せられているという。

 三浦さんは「60周年は面白い商品を発売することができた。源たれは、県産の小麦と大豆にこだわって製造してきた。これからも皆さんに愛してもらえるよう、シンプルな味を変えずに続けていきたい」と話す。

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース