19歳の書道家、蛇平蒼大さんの初となる個展「小さな小さな書展」が現在、「ソールブランチ新丁」(八戸市小中野8)で開かれている。
ボランティア書道団体「俊文(しゅんぶん)書道会」のメンバーとして、八戸第一養護学校(大久保)小学部に入学した2013(平成25)年から書道に取り組んできた蛇平さん。「筆文字で伝えたいことば大賞」など数々の美術展や書道展で入賞した経験を持つ。
昨年3月に同校高等学部を卒業。現在は自宅のベッドの上で過ごしながら、書道家として創作活動に励む日々を送る。書道会代表の西里俊文さんが月に1回、弘前市から蛇平さんの自宅を訪れ、アシスタントとして活動を支える。
会場には、39点の作品を展示。独特のタッチで書かれた作品の中には「ガリガリ君たべるとしあわせだな」「豚しゃぶたべたい」などの笑いを誘う言葉や、「親切にされても受け入れられない時もあるのです」「書で心が開く」「自分とは何者だ」などのメッセージ性のある言葉が並ぶ。個展に合わせて作品集も制作。会場で販売する。
1月17日、蛇平さんは思うように動かすことが難しい腕を西里さんに支えてもらいながら、筆をぎゅっと握り、半紙に走らせていた。
「蛇平さんに個展の開催を勧めたら『ぜひやりたい』と応えてくれた。一つ一つの作品に蛇平さんの思いが凝縮され、大きな宇宙になったように会場を包み込む。思いに触れてもらえれば」と西里さん。蛇平さんは「初めての個展。どのようになるか分からなかったが、楽しい作品ばかり。ぜひ見てもらい、気に入ってもらえたら作品集も手にしてもらえれば」と話す。
営業時間は12時~18時。3月8日まで。会期中の営業日は2月28日、3月1日~3日、7日、8日。