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18歳のサックス奏者・高松紗希さん、八戸で最後のライブ 渡米目指し神戸へ

来場客から贈られた花束を持つ高松さん

来場客から贈られた花束を持つ高松さん

 18歳のサックス奏者・高松紗希さんのリーダーライブ「Saki’s New Jazz Story」が3月4日、喫茶るぽぞん(八戸市大工町)で開かれた。

ソロ演奏を披露する高松さん

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 この3月に高校を卒業する高松さん。ジャズグループ「マンハッタン・ジャズ・クインテット」のリーダーでジャズピアニストのデビッド・マシューズさんと市民が活動するバンド「八戸ジャズ楽団」の主要メンバーの一人として、小学6年の頃からサックスを担当してきた。4月から神戸市内の音楽専門学校に進学してサックスの演奏技術を学び、現代アメリカ音楽の名門大学の一つとされる米マサチューセッツ州のバークリー音楽大学への編入を目指す。

 ライブはマシューズさんのラジオ番組「David Matthews Presents On Air Gig」の制作委員会が、進学を前にした高松さんへの「はなむけ」にしようと企画。ピアノにマシューズさん、ドラムに小学6年の中村光希さん、ベースに同楽団代表の久保沢清吾さんのほか、同年代の音楽仲間を代表してフルートに「かの」さん、トランペットにエイジさんが出演し、高松さんのソロ演奏に花を添えた。約15人の観客でぎゅうぎゅうになった店内には両親の姿も。スマートフォンで動画を撮ったり手拍子を取ったりして、進学前最後の八戸での演奏の姿に目を細めていた。

 エラ・フィッツジェラルドさんやフランク・シナトラさんが歌いヒットしたことでも知られるジャズの定番曲の一つ「ミスティ」の演奏では、高松さんがベテラン顔負けのゆったりとしたソロ演奏を披露し、店内を沸かせた。

 高松さんとサックスとの出合いは小学生の頃、通っていた小学校のジャズバンドに参加したこと。トランペットやトロンボーンなどの金管楽器のマウスピースでうまく音を出すことができず、木管楽器のサックスを担当することになったという。

 ライブ後「サックスは誰でも音が出せるが、自分だけの音を作ることは難しく、奥が深い。成長するにつれ、いろいろなサックス奏者に興味を持ってきた。幅広い音色を出すことができる演奏者になりたい」と話す高松さんに、マシューズさんは「アドバイスするとすれば、とにかくPractice(プラクティス、練習)、Practice、Practice。良いミュージシャンには多くのパッション(情熱)があるから、多くの練習に耐えられる。高松さんには『音楽が大好きだ』という心がある」と笑顔でエールを送った。

 八戸ジャズ楽団事務局の径子・マシューズさんは「八戸ジャズ楽団でバークリー音楽大学を目指すメンバーは初めて。自分の力で進学先を決める高松さんのハングリーさに驚いた。本当にうれしく感じる」と期待を寄せる。

 ライブの様子は「On Air Gig」で前編と後編に分けて放送する。放送日は、前編=3月19日、後編=3月26日。放送時間は21時~21時30分。再放送は、前編=3月22日、後編=3月29日。放送時間は22時~22時30分。ラジオ放送配信サービス「リスラジ」でも同時配信する。

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