八戸でサッカー元日本代表がプレー OB22人を招きドリームマッチ

少年少女へサッカーの指導をするラモス瑠偉さん

少年少女へサッカーの指導をするラモス瑠偉さん

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 八戸市多賀多目的運動場ダイハツスタジアム(八戸市市川町)で10月16日、サッカー日本代表OB22人を招き「宝くじスポーツフェア ドリームサッカーinはちのへ」が開かれた。

八戸市選抜チームとドリームチームの記念撮影

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 同イベントは10月1日にオープンした同運動場の完成記念事業の一環。宝くじの社会貢献広報事業として、青少年の健全な育成や地域社会の発展を目的に、開催地チームとの親善試合やサッカー教室を行っている。

 今回の参加選手はヴェルディ川崎でJリーグ創生期を支えたラモス瑠偉さんをはじめ、福西崇史さん(元ジュビロ磐田)、山口素弘さん(元横浜フリューゲルス)、三浦淳寛さん(同)、久保竜彦(元サンフレッチェ広島)、吉原宏太さん(元コンサドーレ札幌)など。全員が日本代表でプレーした経歴を持つ。

 午前は少年少女サッカー教室が行われ、ドリブルやパスなどサッカーの基礎的な技術や練習方法をアドバイス。午後には鮫中学校サッカー部とのPK対決で会場を盛り上げた。

 日本代表OBと八戸市の20~50代で構成された選抜チームとの前後半30分ずつのドリームマッチも行われた。試合は後半10分にドリームチームが平野孝選手(元名古屋グランパス)のゴールで先制するが、八戸市選抜が後半22分に小川啓示選手のゴールで同点に追い付くと、26分に中崎弘則選手のゴールで逆転。2-1で八戸市選抜チームが勝利した。OB選手の華麗なプレーや一進一退の白熱した攻防に、観客席からは大きな歓声が上がっていた。

 ラモス瑠偉さんはサッカー教室後に「子どもたちが、とても生き生きしていて練習に取り組んでくれてうれしい。もっとサッカーを好きになってもらいたいので、いろいろとアドバイスした。Jリーグの選手を目指すのならば練習にもっと集中して真剣にやることが必要。自分でいいプレーヤーのまねをするのも大切」と話す。

 八戸市選抜チームで逆転ゴールを決めた中崎弘則さんは「勝てると思っていなかった。逆転で勝ててとても自信になった。元代表の選手とはなかなか一緒にサッカーできる機会がない。この日に向けて練習をやってきて、皆で戦えてよかった」と振り返る。「八戸にこういうスタジアムが今までなかったので、もっとたくさんできてほしい。皆に愛されるグラウンドになってほしい」とも。

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