広域八戸圏の食と物産・芸能が一堂に集まる「ナニャドヤラ廻道(かいどう)ふるさとフェスタ2012 再生元年!南部圏」が8月25日・26日、JR八戸駅に隣接するユートリー(八戸市一番町)で行われた。主催は八戸地域広域市町村圏事務組合(内丸)。
「南部の食文化満喫コーナー」では八戸のせんべい汁、いちご煮、五戸の桜鍋(馬肉鍋)などの郷土食が販売され、同会場の特設ステージでは郷土芸能や地元バンドのライブなどが行われた。
八戸駅前の八戸商工会議所青年部「ご当地かき氷」のブースでは、三戸町のリンゴ、南部町のブドウ、南郷区のブルベリー、おいらせ町のイチゴなどの名産品に混じり、ご当地グルメの「八戸せんべい汁」のかき氷が登場。B級グルメグランプリ上位常連で人気のせんべい汁だが、かき氷は珍しい。かき氷のシロップがせんべい汁の汁で、焼きたての南部せんべいを氷の上にトッピングする。
同部の三浦さんは「以前から構想はあったが、2週間ほど前に試食して今回の販売を決断した。売れ行きは正直、未知数だった」と話す。
初日の販売数は15食。この結果について「今回は試食・市場調査的な意味合いが強い。味についてはまだまだ改善の余地がある」と控えめなコメント。「せんべい汁のほかに、ウニとアワビのいちご煮という案もあった。ほかにも新しい味を探していきたい」と意欲を見せる。