八戸中心街の屋台村「みろく横丁」（同市六日町）で8月26日、流しそうめん大会が行われた。好天の中、大勢の家族連れでにぎわい、つかの間の涼を味わう姿が見られた。

　「みろく横丁」は、八戸市の中心部に位置し、細い通路の両側に26の屋台が軒を連ね、地元の人はもとより観光客からの人気も高い。

　流しそうめん大会は、横丁の通路に長さ15メートルの2本の竹を設置して行われた。大会ではそうめんのほかに各店舗で工夫を凝らした具材が流れ、ブドウやスイカなどのフルーツ類やゼリーやあめ玉などのお菓子類も流れ、子どもたちを喜ばせた。生きたドジョウが流れると、参加者が驚きの声を上げる場面も見られた。

　同企画を担当したホルモン店「ここ春」の十文字剛店長は「今日はそうめんを300食用意したが、おかげさまで全てなくなった。大勢の人に喜んでもらえたと思う。これから、サバやイカがおいしい季節なので、ぜひ夜の屋台村にも足を運んでほしい」と話し、「10月には通路全体を使ってロールケーキデコレーション大会もやるので、よろしくお願いします」とPR。

　母親と参加した小学校2年生の男の子は「流れてくるそうめんを箸でつかむのが難しかった。お菓子は思わず手でつかんだ。ドジョウももらったので家で飼う」と興奮しながら笑顔で話した。