「スペシャルオリンピックス日本・青森」(青森市幸畑)のメンバーが1月22日、八戸ショッピングセンター「ラピア」(八戸市江陽2)で知的障がいを持つ人にスポーツの場を提供する目的の募金活動を行った。
「スペシャルオリンピックス日本・青森」は、知的障がいのある人たちがスポーツやトレーニングに気軽に参加できる場を提供しようと、スペシャルオリンピックス日本の認定地区組織として2004年11月に設立。
八戸地区では、知的障がいのある人たちがスケートや水泳に定期的に取り組める場を提供している。知的障がいのある人々がスポーツに取り組むことで心身の健康を得るだけでなく、仲間づくりやコミュニケーションの場としても活用されている。
近年は両親が他界するなどして経済的に困窮し、スポーツに取り組む機会が減ってしまうケースも発生し、仲間や地域社会とのつながりを絶たれる人も少なくなく、より一層の支援の輪が必要とされている。
街頭募金活動では、小学生から社会人までのメンバーが「知的障がいのある人にスポーツの場を」と寄付を呼び掛けた。
同団体のドリームサポーターで広報担当の高橋真慧(さなえ)さんは「弟がダウン症で、スペシャルオリンピックスの水泳競技に参加している。スポーツをする中で体形も変わり、いろいろな人と接する中で性格が明るくなり、いろいろな人と話ができるようになってきた。活動に対する認知度はまだまだ低いが、皆さんにもぜひ活動を知っていただき、応援していただければうれしい」と話す。