八戸市中心街で12月6日、米・グーグル社・Niantic Labsが提供する仮想陣取りゲーム「イングレス」の公式イベント「First Saturday」が開かれた。
同ゲームのユーザー層の拡大やさらに楽しむことを目的に世界48都市で同時開催した同イベント。国内では千葉と八戸市が公式イベント開催地に認定された。
イベント前半は、八戸ニューポート(同市十三日町)で、ゲームの基本的なルールや効率的な進め方を先輩エージェント(プレーヤー)が説明した。
イベント後半では、5~6人ずつの8グループに分かれ、ブートキャンプと言われる実地訓練を八戸市中心街で行った。イベント時の八戸市中心街は気温マイナス2度、猛吹雪で目を開けることもままならないあいにくの天候。悪天候の中で参加者たちはかじかむ手で必死にスマートフォンを操作していた。
同イベント実行委員会発起人のエージェントID Gardiceさんは、「おかげさまで大勢の人に参加していただき、大きなトラブルもなく終わりホッとしている。市内からの参加者は3分の1程度、東北のみならず東京や名古屋からの参加者もいた。今後は『First Saturday』を近隣にも広げ、さらにイングレスを楽しむ人を増やしたい」と話す。
名古屋から参加した会社員の辻村浩さんは「イングレスのイベントには過去にいろいろ参加している。八戸にはなかなか行く機会がないのでせっかくなので参加した。それぞれの地域でゲームにも人柄にも個性があって面白い」と話す。
同イベント終了後も参加者たちは名刺交換やグッズの交換などを行い交流を深めていた。
同イベント終了後にはブートキャンプの結果(総レベルアップ数=17レベル、獲得経験値=281万8087ポイント)が実行委員会からイベント総本部へ報告された。