高校生が南部せんべいの魅力や新しい楽しみ方を発信するために考案したスイーツメニューを販売する「高校生とつくる南部せんべいカフェ(せカフェ)」が3月2日から期間限定で、八戸ポータルミュージアム「はっち」内(八戸市三日町)にオープンしている。
昨年に続いて2年目となる同カフェ。高校生の若い発想と新しい切り口で、南部せんべいの可能性の模索や、高校生たちの活動を通した大人たちとのつながりづくり、地元への愛着心を育てる狙い。昨年の開催以降、中心街での歩行者天国イベントでも継続して販売し好評を博していた。
「はっち」1階のギャラリー1に屋台風のブースが設けられ、そろいのTシャツを着た高校生たちが接客や商品の説明・PRなどに当たっている。
一新された今年のメニューは、おしるこ、パイ、エッグタルト、ほうじ茶ムースの4種類でドリンクとセットで500円。エッグタルトはタルトの型がせんべいでできていて、しっとりとした口当たりが特徴。ほうじ茶ムースはさっぱりとしたムースの下に細かく砕いたせんべいとチョコを絡ませている。
初日の2日は市民や家族連れらが足を運び、高校生が開発した南部せんべいを活用したスイーツを味わっていた。
カフェで接客を担当していたじゅんじゅんさん(八戸西高2年)は「今日までに何回も改良を重ねてきたので、販売の日を迎えられてうれしい。ぜひたくさんの人に味わってほしい」、はるはるさん(千葉学園高2年)は「従業員の生徒もとても優しく笑顔でおもてなしをするので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」とそれぞれ話す。
次回営業は3月9日・10日。13時~16時。