八戸市の日曜の「朝の顔」でもある「館鼻岸壁朝市」が3月17日、館鼻岸壁(八戸市新湊3)で今シーズンの営業を始め、多くの市民や観光客でにぎわいを見せた。
「日本最大級」と紹介されることも多い同朝市。全長800メートルの広大な岸壁に最も多い時期には300以上もの店が立ち並ぶ。新鮮な魚介類をはじめ、野菜や果物、パンに唐揚げ、衣類や金物など幅広い品をそろえ、音楽ライブなども行われている。
昨年12月30日以来となった朝市初日は、時折雪が舞う天候となる中、多くの市民や観光客が詰め掛け「熱気」に満ちていた。買い物客は久しぶりの朝市での買い物や散策を楽しんだり、出店者や買い物客同士との会話に花を咲かせたりしていた。
日本政策金融公庫八戸支店はこの日、朝市を運営する湊日曜朝市会に、外国人との接客時に活用する「外国人おもてなしブック」と「指差しコミュニケーションツール」を贈呈した。注文や会計など接客の際の基本的なやりとりで、シートを指差すことでスムーズにコミュニケーションを取るためのもので、4カ国語に対応している。
湊日曜朝市会理事長の慶長春樹さんは「今日のスタートを待っていたお客さんが本当に多かったようで去年の初日よりもたくさんの方に来ていただいてうれしく思う。今後はインバウンド対応にも力を入れていき、いつ来ても楽しい朝市であるように頑張りたい」と話す。
開催時間は5時(夜明けごろ)~9時。毎週日曜営業(5月12日は八戸うみねこマラソン全国大会で休業)。5月の大型連休と8月は臨時開催も予定。12月末まで。