英会話教室を母体とするバイリンガル演劇を目指す劇団「Blooming」の初公演「Colors 言葉だけでは伝えられない色」が3月31日、八戸シーガルビューホテル体育館で開かれた。
同公演は英会話教室で学ぶ子どもたちと、市内外で活躍するパフォーマーの「ジャンルを超えた表現行動」で、個々のキャラクターを生かしたいとの思いから英会話教室「Hachinohe Community Blooming Theater」代表の山根京子さんが主催。総合演出を和太鼓パフォーマーの木村寛大さんが務めた。
会場の体育館をほぼ半分舞台として使い、ステージとフロアを使い分けることで立体的な構成を演出。第1部ではそれぞれの演者の作品を、第2部では各パフォーマーのコラボレーションでバリエーションの幅を広げる。1部はダンス、弾き語り、バトン、和太鼓など幅広いジャンルの演目を繰り広げ、特にバイリンガル演劇「KASA-JIZO」では小学校低学年の児童が熱演し、会場内は温かい拍手に包まれた。
2部では「混ざり合う色」をテーマに、昔話と和太鼓や、海外の楽曲を三味線で演奏するなどのコラボレーションを熱演。フィナーレ間際ではスクールの生徒らがシンディ・ローパーさんの「True Colors」を象徴的に歌い上げた。
演出を担当した木村さんは「前日が大雪となったので心配したが、大勢の人に集まっていただき感謝。無事に公演を終えることができてホッとしている」、代表の山根さんは「今はやりきった気持ちでいっぱい、演者さんたちが笑顔を見せているので一安心」とそれぞれ話した。