地域の連携と住民の健康のための演芸会「2019年度大館連合婦人会親睦演芸会」が5月19日、大館中学校体育館(八戸市新井田)で開かれた。
同演芸会の歴史は古く、昭和30年代には確実に開催されていて、地域の年配者の話では「戦後すぐには始まった」といわれている。八戸市内では公民館単位での芸能発表会はよく見られるが、地域全体での規模は最近では珍しい。
昨年まではやや高台にある新井田小学校体育館で開催されていたが、会場までの坂道の上り下りが大変なことから同中学校に会場を変更し、高齢者に配慮し椅子席も増やした。
イベントには地域の観客を中心に約300人が集まった。ステージでは20代から80代までが38演目を披露し、オープニングの「八戸小唄」から、ラストは地元の「新井田音頭」を観客も交え輪踊りで締めくくった。会場内では手作りの助六弁当、おでん、おこわ、甘酒の販売も行われ、終了後はフリーマーケットも開催し地域住民が親睦を深めた。
大館連合婦人会の赤坂美智子会長は「毎年、なじみの顔にお会いできるのを楽しみにしてる。年々年齢も上がっているが、皆さんまだまだ元気。こちらが若さをもらっている。来年も元気でお会いしたい」と話す。