八戸市の高校応援団が演舞を披露しエール交換を行う「令和元年度三八地区高校応援団エール交換会」が5月24日、八戸市市庁本館前市民広場(八戸市内丸)で行われた。
エール交換会は応援団同士の交流や技術向上を目的として長年開催されている伝統的なイベント。今年は八戸高校、八戸工業高校、八戸工大一高、八戸工大二高、千葉学園高校、聖ウルスラ学院高校の6校が参加した。
青森県南地区唯一の女子校の千葉学園高校ははかま姿の団長が男子に負けない迫力ある応援やキレのある動きを披露。工大一高は参加校中最多の人数で参加しながらも統一された動きで高校総体や高校野球青森県大会に向けて順調な仕上がりぶりをアピール。八戸高校は応援によってリードを取る団員が替わるというレベルの高さを見せ、伝統のイカ踊りや旧校歌などの応援を披露した。
好天に恵まれた市庁前では多くの市民が足を止め、各校の熱い応援に拍手を送っていた。
千葉学園高応援団長の本間莉紗さんは「自分たちのエールでは全員がいつもより声が出ていて一番いい演舞ができた。他校を見てとても参考になったので自分たちの演舞にも生かしていきたい。選手に力になれるような応援を届けたい」、八戸高校応援団団長の前川原快斗さんは「練習通りの成果を出すことができた。他校との交流で、声の出し方や技のキレが参考になったので明日からの練習に取り入れていきたい。声援が誰かのためになると信じて、さらに技術を向上させた応援をしたい」とそれぞれ話す。
青森県高校総体は5月31日、マエダアリーナ(青森市)で総合開会式が行われ、県内各地で全35競技にわたって熱戦を展開する。