八戸で元そば店の店主が教える手打ちそば教室が6月3日、開講した。
同教室を開講する村上節子さんは、手打ちそば店「蕎楽(きょうらく)」(八戸市根城6)を夫婦で営んでいた。「4年前に主人が体調を崩し閉店した。体力的にまだ何かできると思い自分の経験を生かし教室を開くことにした」と話す。
村上さんは東京でそば打ちの勉強をし、だしの取り方、そばの打ち方などを学んできた。その知識や技術を「親切丁寧」に教える。教室は初めての方にも丁寧に教えるため、定員は1回2人で、一人一人にしっかりと教える。
一回の講座でそばは4~5人分作り、1食分はその場で試食する。汁は村上さんが用意する。だしはかつお節一本取りで、「かなりの量のかつお節を使う昔ながらのおいしい味」と言う。かえし汁などの作り方も希望があれば教える。今はない懐かしいそばを味わい、作り方も教える。穏やかで柔らかい物腰の村上さんの指導と、落ち着く空間での手打ちそば教室は、初心者にも対応する。
教室に参加していた女性は「そば打ちは思っていた以上に難しいけど、親切に教えてくれるので楽しく作ることができた」と話す。村上さんは「本格的な手打ちそばを打ってみたい方は、ぜひ受講してほしい」と呼び掛けている。
開講日時は、月曜・水曜・金曜、午前の部=9時~12時、午後の部=13時~16時(定員各2人)。受講料=3,000円~(材料費込み)。予約は村上さん(TEL 090-2792-5021、9時~17時)まで。