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八戸の画材店「八戸彩画堂」45周年記念クラシックコンサート

八戸彩画堂の松田代表

八戸彩画堂の松田代表

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 画材道具などを販売する「八戸彩画堂」(八戸市城下)の創業45周年を記念したコンサートが7月12日、八戸市公民館ホール(内丸)で開かれる。

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 同社は1974(昭和49)年に、山形市に店を構える「彩画堂」から独立する形で創業。以来、八戸市内の学校への卸販売や、一般店舗での販売など、画材小売店として事業を継続してきた。創業時から八戸市十八日町で9年間、二十八日町で30年間営業した後、現在の城下に移転して6年となる。

 現在の店舗は白を基調とした2階建て。1階では画材を販売、2階にはカフェやギャラリーを併設する。ギャラリーは展示会場としての貸し出しや、同社主催の展示などに活用。同社が冬季に開催している「私だけの八戸美風景展」では、八戸市の風景を捉えた写真・絵画などを一堂に展示し、会期中には記念コンサートにも出演する澤向直子さんの演奏会がこれまで4回開かれている。2015(平成27)年に蕪嶋神社(鮫町)が全焼した際には店内に浄財箱を設置するなど、地域企業としての活動を続けてきた。

 記念コンサートには、八戸市在住のピアノ奏者佐藤慎吾さんや、バイオリン・ビオラ奏者澤向尚子さん、札幌市在住のチェンバロ奏者明楽(あけら)みゆきさんが出演。クラシック音楽のほか、童謡など幅広い世代に親しまれる楽曲をソロ演奏や合奏で披露する予定。

 チェンバロは、16世紀に作られたピアノの原型となった鍵盤楽器。ピアノがフェルト素材のハンマーが弦を打って音を出すのに対し、チェンバロはツメが弦をはじいて音を出す。音量の幅が広いピアノと比較的音の小さなチェンバロが一緒に演奏することはこれまでに例が少なく、音響設備を工夫するなどしてバランスの取れた音色を作り出すという。チェンバロは明楽さんが所有する物を札幌市から持ち込む。

 同社社長の松田和幸さんは「この度、創業45周年を無事迎えることができた。皆さまからの協力、支援、指導があったからこそ。これを記念したコンサートを開くことにした。素晴らしいコンサートになると思うので、皆さんに来ていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 18時30分開演。入場料は2,800円。チケットの販売・問い合わせは同店(TEL 0178-24-4222)まで。

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