日産のスポーツカー「フェアレディZ」が集合するイベント「オール・フェアレディZ・イン・YSアリーナ」が7月16日、YSアリーナ八戸(八戸市売市)開かれ、多くの市民・ファンらが交流した。
1969(昭和44)年の初代「S30型」の発売以来、日本を代表するスポーツカーの一台としてファンに親しまれているフェアレディZ。この日は駐車場に130台以上が参加。「ノーマル仕様」からオーナーの好みでドレスアップされたものまで、歴代のフェアレディZが並び、50年以上の歴史のある車種がそろう様子を一目見ようと、幅広い世代のファンが駆けつけた。初期の車種を懐かしそうに見入る男性の姿も。
「6代目」として2022年に発売され、現在は「入手困難」とされる現行の「RZ34型」も2台参加。鮮やかな黄色のボディーカラーに、多くの来場者が見入った。キッチンカ―によるブース、「ゆるキャラ」との触れ合いコーナーも設けられ、開発者によるトークショーも行われた。
「過去に製造されていた『旧車(きゅうしゃ)』が集うイベントは各地で盛んに開かれているが、一つの車種に限定してミーティングを開くのは珍しく、北東北では初」と主催者の菅野雅浩さん。アメリカン雑貨を扱う店「メトキベース」(三戸町目時)を経営。「3代目」の「Z31型」を所有し、店内に展示しているという。
菅野さんは「遠くは九州から、愛知・香川の人も約2日かけて来てくれた。来場者の数も多く、多くの人に助けられた。声があれば、第2回も考える。何よりも今は感謝しかない」と話す。