八戸の菓子製造・販売業の戸田菓子舗(八戸市吹上、TEL 0178-22-0593)が5月から、土曜限定でパンを販売している。
同店3代目の戸田和博さんが昨今の食パンブームに目を付けた。「老舗店の技術と創作和菓子の視点から洋菓子店に劣らない逸品になっている」と戸田さん。
「和菓子屋の腕前はあんこで分かる」と言われる中、同店自慢のあんこを用いたパン作りで、名称も「あんパン」ではなく「あんこパン」とする。
販売するパンは、「豆食パン」「あんこ食パン」(以上600円)、「和風フレンチトースト」「あんこサバラン」(以上400円)を用意する。サバランにはラム・オレンジリキュールを使ったシロップを染み込ませたブリオッシュとあんこを組み合わせる。
同店の戸田いづみさんは「最近は『生食用食パン』がブームだが、当店のお勧めの食べ方は『2度焼きトースト』。好みの厚さで焼いて、バターを塗ってもう1度トーストする。あんことバターの愛称はぴったり。耳の部分がカリっと仕上がっておいしい」と話す。
営業時間は8時~18時30分(祝日は17時まで)。日曜定休。フレンチトースト、サバランは朝から販売、食パンは12時から販売。