ブレークダンス世界大会の日本予選「World Bboy Classic(ワールド・ビーボーイ・クラシック)日本予選」が6月15日、八戸まちなか広場「マチニワ」で開かれた。
同予選は八戸では初開催。八戸市白銀地区出身で、東京でチーム「DEAD STOCK」で活動中のKOHEIさんが、「地方から世界を目指すこともできる」との思いから主催し、八戸での開催となった。予選を勝ち抜いたチームは9月のオランダ世界大会に進出する。
予選会には100人が参加し、遠くは大阪から参加のチームも。予選会ではDJがリアルタイムでプレーし、その場で2チームが即興でダンスバトルを繰り広げる。どんな曲が流れるかは出場者も分からない。優勝チームは仙台から参加した「YUSKI & ANNASTY(ユウスキー&アンナスティー)」。チーム「ARIYA」のメンバーで現在は出身地の鮫地区でブレークダンスの指導をしながらスケートボードの廃材で木工作品を制作している「Woo」さんが制作したトロフィーが贈られた。
オープンスペースのマチニワでの開催のため、予選会を道行く人が興味深げに足を止め、観光客と思しき人たちもカメラ・スマホを向けていた。年配の観覧者も大きめの音量の音楽に体を揺らしながら楽しげにリズムを取っていた。予選会終了後も顔なじみの出場者らが会場を去らず交流を深め、再会を約束していた。
主催者のKOHEIさんは「今終わって、正直ホッとしている。全国から集まってくれて、先輩も参加してくれて、そして東北のチームが世界大会進出を決めてくれたのがうれしい。次回もこの場所で、もっとレベルアップして、ダンスをきっかけでこの街が盛り上がれるようなイベントにしたい」と話す。